最終更新日:2026年3月15日 | 読了目安:約18分
✅ この記事でわかること
CDTテルペンの定義・BDT/HDTとの違い・主要テルペン7種の香りと効果・3つの抽出方法・アントラージュ効果の仕組み・WING CBD取り扱い3品種(Kremlin OG / Gushers / Trainwreck)の詳細・CBDリキッド自作レシピ・製品選びの5つのポイント・正しい保管方法までを網羅的に解説します。
CBD製品やカンナビノイド製品の品質を左右する要素として、いま最も注目されているのがCDTテルペン(Cannabis Derived Terpenes)です。
CDTテルペンとは、カンナビス(大麻草)から直接抽出されたテルペンのこと。合成や他の植物では再現できない「本物の品種香」を持っていることが最大の特徴です。しかし「そもそもテルペンって何?」「BDTやボタニカルテルペンと何が違うの?」「どの品種を選べばいいの?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、CDTテルペンについて基本から応用まで、学術論文のエビデンスやWING CBDが取り扱うCDTテルペン3品種の情報も交えながら徹底解説していきます。
📑 目次
1. テルペンとは?植物の香りを司る芳香成分
テルペン(Terpene)とは、植物が生成する芳香性の有機化合物の総称です。レモンの爽やかな香り、ラベンダーの花の香り、松の森の清々しい香り——これらはすべてテルペンが生み出しているものです。
自然界には2万種類以上のテルペンが存在し、カンナビス(大麻草)にも200種類以上が含まれています。テルペンは単なる「香り成分」にとどまらず、抗炎症作用やリラックス作用など、さまざまな生理活性を持つことが研究で明らかになっています。英国の研究者Ethan Russo博士は2011年の論文で、カンナビスに含まれるテルペンがカンナビノイドと薬理学的に相乗作用する可能性を体系的に示しました。
化学的には、テルペンは「イソプレン」という5つの炭素からなる基本単位(C5H8)が連結して形成されます。イソプレンの数によって以下のように分類されます。
| 分類 | 炭素数 | 代表的なテルペン |
|---|---|---|
| モノテルペン | C10 | リモネン、α-ピネン、ミルセン、リナロール |
| セスキテルペン | C15 | β-カリオフィレン、フムレン、ネロリドール |
| ジテルペン | C20 | フィトール、タキソール |
カンナビスには特にモノテルペンとセスキテルペンが豊富に含まれ、品種ごとの独自の香りや体験を生み出す大きな要因となっています。CBDリキッドやカンナビノイド製品におけるテルペンの有無は体験の質を大きく左右する重要な要素です。
2. CDTテルペンとは?定義と3つの核心的特徴
CDT(Cannabis Derived Terpenes / カンナビス・ディライブド・テルペン)とは、カンナビスから直接抽出されたテルペンのことです。カンナビスの花・葉・茎に含まれる香り成分を、超臨界CO2抽出や水蒸気蒸留などの技術で抜き出したものです。
カンナビス品種ごとに固有のテルペンプロファイル(リモネン・ミルセン・β-カリオフィレン・リナロール・α-ピネンなど数十種のテルペンの配合比率)を持っており、CDTはこの品種固有のプロファイルをそのまま抽出しているため、最も本格的なテルペン原料とされています。
CDTテルペンの3つの核心的特徴
① リアルな品種香の再現性
カンナビスから直接抽出されるため、合成では再現できない品種固有の複雑で繊細な香りプロファイルをそのまま保持しています。フルーティー、フローラル、アーシー、ウッディなど、品種ごとの奥行きある香りが楽しめます。
② アントラージュ効果の最大化
CBDアイソレートやCBNアイソレートなどのカンナビノイドと組み合わせることで、相乗効果(アントラージュ効果)を自然かつ効果的に引き出します。
③ 少量で十分な香り立ち
CDTテルペンは高濃度の天然テルペンのため、リキッド全体の5〜9%程度の添加量で十分な香りが得られます。カンナビノイド原料の配合比率を最大化しつつ、フレーバーの質も確保できます。
💡 ポイント
CDTテルペンの最大の価値は「本物のカンナビスが持つ複雑なテルペン構成をそのまま利用できる」点にあります。WING CBDのCDTテルペンは全品種THC ND(非検出)・COA付きで安心してご利用いただけます。
3. CDT・ハイブリッド・ボタニカルテルペンの違い【比較表付き】
テルペンには原料の違いによって複数のタイプがあります。それぞれの特徴を正しく理解することが、自分に合った製品を選ぶ第一歩です。
CDT(Cannabis Derived Terpenes)
カンナビスから直接抽出されたテルペン。品種固有の複雑な香りを持ち、アントラージュ効果が最も高いとされています。→ WING CBDのCDTテルペンはこちら
ハイブリッドテルペン
ライブレジン+ボタニカルのブレンド。CDTに近い品種再現性を持ちながら、価格帯は中程度。→ WING CBDのハイブリッドテルペンはこちら
ボタニカルテルペン
レモン・マンゴー・ラベンダーなど大麻以外の植物から抽出したテルペンを調合して品種風の香りを再現したもの。手頃な価格で入手しやすいのが強み。→ フルーツ系 / ストレイン系
【一目でわかる】テルペンタイプ比較表
| 比較項目 | CDT | ハイブリッド | ボタニカル |
|---|---|---|---|
| 原料 | カンナビスから直接抽出 | ライブレジン+ボタニカル | 植物(レモン・マンゴー等) |
| 品種再現性 | ★★★★★(最も高い) | ★★★★☆(CDTに近い) | ★★★☆☆(調合で再現) |
| アントラージュ効果 | 非常に高い | 高い | 限定的 |
| 香りの特徴 | リアルで奥行きのある品種香 | リアル寄りでバランス良い | クリーンで明快 |
| 価格帯 | 高い | 中〜高 | 手頃 |
| 推奨添加量 | 5〜9% | 5〜10% | 5〜15% |
| WING CBD商品 | CDTテルペン | ハイブリッド | フルーツ / ストレイン |
💡 実践的アドバイス
「本物の品種香を楽しみたい」ならCDT一択です。コストパフォーマンス重視ならハイブリッドテルペン、フルーツ系のフレーバーを楽しみたいならボタニカルテルペンもおすすめです。
4. CDTテルペンの主要成分7種|香りと期待される効果
CDTテルペンには多種多様な成分が含まれています。その中でも特に重要な7つのテルペンをまとめました。
| テルペン名 | 香りの特徴 | 期待される作用 | WING CBD品種例 |
|---|---|---|---|
| リモネン | 柑橘系の爽やかさ | 気分高揚・ストレス緩和 | Trainwreck |
| ミルセン | ハーブ・マンゴーの香り | リラックス・鎮痛・安眠促進 | 多くの品種に含有 |
| β-カリオフィレン | スパイシー・胡椒風 | CB2受容体に作用・抗炎症 | Kremlin OG |
| α-ピネン | 松の木・ウッディ | 集中力向上・記憶力強化 | Kremlin OG |
| リナロール | ラベンダーの花の香り | 鎮静・不安緩和・睡眠促進 | リラックス系品種 |
| フムレン | ウッディー・ハーブ | 食欲抑制・抗菌作用 | OG系品種 |
| オシメン | ミント・パセリの清涼感 | 抗ウイルス・抗菌作用 | サティバ系品種 |
注目すべきβ-カリオフィレン ─ 「食べるカンナビノイド」
上記の中でも特に注目すべきはβ-カリオフィレンです。このテルペンは2008年にPNAS(米国科学アカデミー紀要)に掲載された研究で、CB2受容体に直接結合する「食事性カンナビノイド」であることが明らかになりました。テルペンでありながらカンナビノイド受容体に作用するという、非常にユニークな特性を持っています。
黒胡椒やクローブにも含まれるスパイシーな香りが特徴的で、抗炎症作用が期待されることから、ウェルネス分野での活用に注目が集まっています。WING CBDのKremlin OGにはこのβ-カリオフィレンが豊富に含まれています。
5. CDTテルペンの抽出方法3選
CDTテルペンの品質は抽出方法によって大きく左右されます。
① 超臨界CO2抽出法(最も推奨)
二酸化炭素を超臨界状態にしてテルペンを抽出する方法です。化学物質を一切使わないため安全性が非常に高く、テルペンの繊細な成分まで保持できます。高品質なCDTを得られる最良の方法として広く認められています。
コストは高いですが、残留溶媒の心配がなく、テルペンプロファイルの完全性が保たれるため、品質を重視するメーカーに採用されています。
② 水蒸気蒸留法
植物材料に水蒸気を通してテルペンを抽出する伝統的な方法です。比較的簡便でコストも抑えられますが、高温により一部のデリケートなテルペン成分が失われる可能性があります。
③ 溶媒抽出法(エタノール抽出)
エタノールを溶媒として使用する方法です。効率的に抽出できますが、溶媒の残留を防ぐための追加処理が必要です。コストを抑えたい場合に選ばれることがあります。
💡 WING CBDの品質管理
WING CBDのCDTテルペンは全品種に第三者検査機関によるCOA(成分分析証明書)を取得し、THC ND(非検出)を確認済みです。テルペン原料であってもカンナビノイド含有の有無を第三者COAで証明しているのが、WING CBDの品質管理の特徴です。
→ COA成分分析証明書を確認する
6. アントラージュ効果とCDTテルペンの関係
アントラージュ効果(Entourage Effect)とは、カンナビノイドとテルペンが単独ではなく、相互に影響し合いながら全体として特定の効果や体験を生み出すという考え方です。2020年にFrontiers in Plant Science誌に掲載された総説論文では、フルスペクトラム抽出物が単離カンナビノイドよりも幅広い治療効果を示す臨床例が複数報告されており、テルペンを含む植物成分の複合的な作用が注目されています。
たとえば、CBDアイソレート単体を使用した場合と、CBDに各種テルペンや他のカンナビノイド(CBN、CBGなど)を組み合わせた場合では、得られる体験が大きく異なると言われています。
なぜCDTがアントラージュ効果に優れるのか?
CDTテルペンは大麻草が本来持っているテルペンの組み合わせを比較的そのままの形で抽出できるため、アントラージュ効果をより自然に引き出すことが期待されています。具体的には、ミルセンというテルペンがカンナビノイドの吸収を促進する細胞透過性を高めることが知られています。
また、前述のβ-カリオフィレンのようにCB2受容体に直接結合するテルペンが含まれていることで、カンナビノイドとの相互作用がより複合的になります。ボタニカルテルペンのように個々の成分を混ぜ合わせるだけでは、こうした微量テルペンの「自然な配合比率」を再現することは困難です。
大麻草の品種によってテルペンの構成比が大きく異なるため、特定のCDTを使用することで、その品種が持つとされる特徴的な体験(リラックス、フォーカスなど)をより感じやすくなる可能性があります。
カンナビノイドとテルペンの組み合わせについてもっと詳しく知りたい方は → CBD・CBN・CBG 徹底比較記事
7. WING CBD取り扱い3品種を徹底解説
WING CBDのCDTテルペンは、厳選した3品種をラインナップしています。すべてTHC ND(非検出)・COA付きです。
🌿 Kremlin OG(クレムリンOG)─ インディカ寄り
| タイプ | インディカ寄り |
| 香りの特徴 | 土っぽいアースノートをベースに、松脂のようなパイン感と微かなスパイシーさ |
| 主要テルペン | β-カリオフィレン、α-ピネン、ミルセン |
| おすすめ用途 | ナイトタイム向け・リラックス系リキッド設計 |
| 相性の良い原料 | CBNアイソレートとの組み合わせでナイトタイム系リキッドに最適 |
| COA | Total Δ9-THC:<LOQ(定量限界未満)/ Cannabinoids:ND |
🍬 Gushers(ガッシャーズ)─ ハイブリッド
| タイプ | ハイブリッド |
| 香りの特徴 | トロピカルフルーツの甘さとクリーミーなキャンディーノート |
| 主要テルペン | リモネン、ミルセン、リナロール |
| おすすめ用途 | デザート系・フレーバー重視のリキッド設計 |
| 相性の良い原料 | CBDアイソレート・H4CBDでフレーバーリッチなリキッドに |
| COA | Total Δ9-THC:ND / Cannabinoids:ND |
⚡ Trainwreck(トレインレック)─ サティバ寄り
| タイプ | サティバ寄り |
| 香りの特徴 | シトラス(柑橘系)のシャープな立ち上がりに、パイン・スパイスが層をなす |
| 主要テルペン | リモネン、α-ピネン、β-カリオフィレン |
| おすすめ用途 | デイタイム向け・エナジー系リキッド設計 |
| 相性の良い原料 | CBDアイソレート・CBGアイソレートでフォーカス系に |
| COA | Total Δ9-THC:ND / Cannabinoids:ND |
🛒 CDTテルペンのご購入
3品種すべてを2ml〜100mlでご用意。品種に関係なく合計ml数に応じた自動価格計算で、複数品種の組み合わせ購入もお得です。
→ CDTテルペンの商品ページはこちら
8. CDTテルペンを使ったCBDリキッド自作レシピ
CDTテルペンを使ったリキッドの基本的な作り方を解説します。WING CBDの原料をお使いいただく場合のレシピです。
基本レシピ(1ml分 / Kremlin OG × CBN ナイトタイムリキッド)
| 材料 | 配合量 | 割合 |
|---|---|---|
| CBNアイソレート | 300mg | 30% |
| CBDアイソレート | 200mg | 20% |
| CDTテルペン(Kremlin OG) | 0.07ml | 7% |
| JUICE 希釈液 | 残量 | 43% |
作り方
- カンナビノイド原料を加温:CBNアイソレートとCBDアイソレートをビーカーに入れ、湯煎(60〜70℃)で加温して溶解します。
- CDTテルペンを添加:7%の比率でCDTテルペン(Kremlin OG)を添加し、均一になるまで攪拌します。
- 希釈液で粘度調整:JUICE希釈液で残量を満たし、好みの粘度に調整します。必要に応じて増粘剤で硬さを微調整。
- 冷却・充填:室温まで冷却し、510規格アトマイザーに充填して完成。
ビーカー・シリンジ・スケール等のラボ用品もWING CBDで取り揃えています。
💡 品種別おすすめレシピ
デイタイム向け:Trainwreck × CBGアイソレートでフォーカス系リキッドに。
フレーバー重視:Gushers × H4CBDでデザート系の甘いリキッドに。
フルスペクトラム風:Kremlin OG × CRD原料で本格処方に。
9. CDTテルペン製品の選び方 5つのポイント
① COA(分析証明書)の確認
信頼できるメーカーは第三者機関によるCOAを公開しています。テルペンの構成比率や残留溶媒の有無、THC検出値を必ず確認しましょう。WING CBDは全商品にCOAを付属。→ COA一覧はこちら
② THC含有の有無
日本国内で安全に使用するためには、THC ND(非検出)であることが必須です。COAでTHC検出値を必ず確認しましょう。
③ テルペンタイプの選択
本物の品種香を求めるならCDT、コスト重視ならボタニカル、バランスを求めるならハイブリッドテルペンがおすすめです。
④ 品種プロファイルの確認
目的に合ったテルペンプロファイルを選ぶことが重要です。リラックス目的ならKremlin OG、集中力を求めるならTrainwreck、フレーバー重視ならGushersが最適です。
⑤ 価格と容量のバランス
CDTは高価ですが、WING CBDでは合計ml数に応じた自動価格計算で複数品種の組み合わせ購入もお得です。10ml以上で@¥3,600/ml、50ml以上で@¥3,300/ml、100ml以上で@¥3,000/mlと大口ほどコストメリットがあります。
10. CDTテルペンの正しい保管方法
テルペンは揮発性が高く、適切な保管をしないと香りや効果が急速に劣化します。以下のポイントを守りましょう。
- 密封して保管:空気に触れると酸化が進みます。使用後は必ず密封してください。
- 冷暗所での保存:直射日光や高温多湿を避けましょう。冷蔵庫での保管も有効です。
- 温度変化を避ける:急激な温度変化はテルペンの分解を促進します。一定の温度で保管してください。
- 早めに使い切る:CDTテルペンは特にBDTと比べて香りが揮発しやすい傾向があります。開封後はできるだけ早く使用しましょう。
- 取り扱い時は手袋を着用:高濃度テルペンは皮膚への刺激性があるため、ラボ用品(ゴム手袋等)の使用を推奨します。
11. よくある質問(FAQ)
12. まとめ
CDTテルペンは、カンナビスから直接抽出されることで本物の品種固有の香りと風味を提供できる、最も本格的なテルペン原料です。アントラージュ効果を自然に引き出し、カンナビノイド製品の体験を大幅に向上させる重要な要素として、今後もますます注目が高まることが予想されます。
📝 この記事のまとめ
- CDTテルペンはカンナビスから直接抽出された最も本格的なテルペン原料
- 「リアルな品種香」「アントラージュ効果」「少量で十分な香り立ち」の3つが強み
- ボタニカルテルペンやハイブリッドテルペンとは原料・品種再現性・価格帯が異なる
- 主要テルペンにはリモネン・ミルセン・β-カリオフィレン・α-ピネン・リナロールなどがある
- β-カリオフィレンはCB2受容体に結合する「食事性カンナビノイド」として学術的にも注目
- WING CBDではKremlin OG・Gushers・Trainwreckの3品種を展開。全品THC ND・COA付き
- 製品選びではCOA確認・THC検出値・テルペンタイプ・品種プロファイルが重要
- 保管は密封・冷暗所保存。開封後は早めに使い切る
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※本ページは香料原料に関する情報であり、効能を示すものではありません。関係法令・ガイドラインを遵守の上ご使用ください。
※テルペンプロファイル(成分比率)は品種・ロットにより変動します。
※本製品は20歳以上の方を対象としています。

