「COAって書いてあるけど、どこを見ればいいの?」
CBD原料やテルペンを選ぶとき、必ず確認したいのがCOA(成分分析証明書)です。ただ、英語の専門用語や「ND」「LOQ」「ppm」といった略語が並んでいて、読み方がわからないという声もよく聞きます。
この記事では、大阪のCBD原料専門店WING CBDが、COAの見方と、購入前に必ずチェックしたいポイントを、当店で公開している実際の数値を例に解説します。
この記事の目次
COA(成分分析証明書)とは?
COAは「Certificate of Analysis」の略で、原料や製品の成分構成・純度・安全性を、第三者の検査機関が分析して証明した文書です。
カンナビノイド原料のCOAには、主に次のような項目が記載されます。
- カンナビノイドプロファイル:CBD・CBGなどの含有量
- THC検査:Δ9-THC・Δ9-THCAなどの有無と数値
- 安全性検査:重金属・残留溶媒・微生物・農薬など
いわば原料の「成績表」であり、信頼できる原料を選ぶための最も重要な判断材料のひとつです。
なぜCOAの確認が重要なのか
2024年12月に施行された改正法により、日本国内ではCBD製品に含まれるTHCの残留限度値が数値で定められました。製品の形態によって基準値が異なり、目安は次のとおりです。
| 製品の形態 | Δ9-THCの残留限度値 |
|---|---|
| 油脂(固形を含む)・粉末 | 10ppm |
| 水溶液 | 0.1ppm |
| その他 | 1ppm |
※最新の基準・運用は必ず厚生労働省の公表情報をご確認ください。
見た目や香りではTHCの有無は判断できません。だからこそ、第三者機関が実際に分析した数値で確認することが欠かせません。
また、2026年6月にはCBNが規制対象となるなど、カンナビノイドを取り巻くルールは変化し続けています。最新の状況は【2026年最新】合法・違法カンナビノイド一覧で解説しています。
COAでよく見る用語|ND・LOQ・ppm
| 用語 | 意味 | 読み方のポイント |
|---|---|---|
| ND | Not Detected(不検出) | 検査で検出されなかったという意味 |
| LOQ | Limit of Quantitation(定量下限) | 数値として正確に測れる最小の量。「<LOQ」は、それ未満のごく微量であることを示す |
| LOD | Limit of Detection(検出下限) | 「ある/なし」を判断できる最小の量 |
| ppm | parts per million(100万分の1) | 1ppm=1kgあたり1mg。ごく微量の成分を表す単位 |
| Total Δ9-THC | Δ9-THCとΔ9-THCAを合算した値 | 国内基準の確認ではこの合算値が重要 |
| Total Cannabinoids | カンナビノイドの合計含有量 | 原料の純度の目安になる |
%とppmの換算方法
COAではTHCの数値が「%」で書かれていることが多く、国内基準の「ppm」と比べるには換算が必要です。
1% = 10,000ppm
つまり、%の数値に10,000をかけるとppmになります。
例)0.00027% × 10,000 = 2.7ppm
小数点以下のゼロの数を1つ読み間違えるだけで10倍の差になるため、落ち着いて計算しましょう。
実例で学ぶCOAの見方
WING CBDで公開しているCOAから、代表的な数値を抜粋しました。検査はKCA Labs(米国)などの第三者検査機関に委託しています。
| 原料 | 主成分 | Total Δ9-THC | ppm換算 |
|---|---|---|---|
| CBDアイソレート | CBD 99.7% | 0.00027% | 約2.7ppm |
| CBGアイソレート | CBG 99.6% | 0.00013% | 約1.3ppm |
| CBDディスティレート | CBD 65.6%/CBG 5.76% | 0.000120% | 約1.2ppm |
| H4CBD | Total H4CBD 97.1% | 0.000675% | 約6.75ppm |
| CDTテルペン(Gushers/Trainwreck) | — | ND | 不検出 |
| CDTテルペン(Kremlin OG/Rozay Runtz) | — | <LOQ | 定量下限未満 |
※天然由来のため、数値はロットにより変動します。最新の数値はCOA一覧ページでご確認ください。
読み方の例:CBDアイソレートの場合
- 純度を見る:CBD 99.7%。表示どおり高純度であることがわかります。
- THCを見る:Total Δ9-THC 0.00027%。
- ppmに換算する:0.00027 × 10,000 = 約2.7ppm。
- 基準と比べる:粉末の基準値10ppmを下回っていることを確認できます。
購入前にチェックしたい5つのポイント
- 第三者検査機関の分析か
販売者自身の検査ではなく、独立した外部ラボの結果であることが大切です。 - THCがNDまたは基準値内か
Δ9-THCとΔ9-THCAの合算値を、製品形態ごとの基準と照らし合わせましょう。 - 表示の純度と実測値が一致しているか
「99%」と表示されていれば、COAでも同等の数値が出ているか確認します。 - 安全性検査が行われているか
重金属・残留溶媒・微生物・農薬などの項目もチェックポイントです。 - 購入するロットに対応しているか
COAはロットごとに異なります。古いCOAの使い回しでないか確認しましょう。
注意:COAが公開されていない原料は要注意
COAがない原料は、成分やTHCの有無を確認する手段がありません。価格の安さだけで選ばず、第三者COAが公開されているかを販売者選びの基準にすることをおすすめします。
よくある質問
- COAは英語でも大丈夫ですか?
- 海外の検査機関のCOAは英語表記が一般的です。この記事の用語表を参考に、「Total Δ9-THC」と主成分の数値を中心に確認してみてください。
- 「ND」と「<LOQ」はどう違いますか?
- NDは「検出されなかった」、<LOQは「検出はされうるが、数値として測れないほどごく微量」という意味です。どちらもごく低いレベルであることを示しています。
- WING CBDではどの検査機関を使っていますか?
- KCA Labs(米国)やAnresco Laboratories(米国)を中心とした第三者検査機関に分析を委託しています。
- 購入したロットのCOAを確認できますか?
- COAはロットごとに管理しています。該当ロットのCOAが必要な場合は、お問い合わせまたはLINEからご連絡ください。
まとめ
- COAは第三者機関による原料の「成績表」。購入前に必ず確認を
- ND=不検出、<LOQ=定量下限未満、1% = 10,000ppm
- THCはΔ9-THCとΔ9-THCAの合算値で、製品形態ごとの基準と比べる
- 純度・安全性検査・ロットの一致もあわせてチェック
WING CBDでは、取り扱う原料・テルペンのCOAを一覧で公開しています。原料選びの参考にぜひご活用ください。
※当店の商品はすべて20歳以上の方を対象としています。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、法的助言ではありません。最新の法令・基準は厚生労働省の公表情報をご確認ください。

