CBDリキッドはまずい?苦味の正体と味を決める「テルペン」の選び方

「CBDリキッドを試してみたら、思っていたより苦かった」「草のような独特の風味が気になって、なかなか続けられなかった」──そんな経験はありませんか。

実は、CBDリキッドの味は製品によって大きく異なります。そして、その味の方向性を決めている中心的な存在が、香り成分「テルペン」です。

この記事では、大阪・堺と日本橋でカンナビノイド原料・テルペンの専門店を運営する合同会社WINGが、CBDリキッドが「まずい」「苦い」と感じられる理由と、味を決めるテルペンの仕組み、自分の好みに合うフレーバーの選び方までを解説します。

CBDリキッドの味は製品によって大きく違う

まず前提として、「CBDリキッド」とひとことで言っても、その味わいは製品ごとにまったく別物です。苦手な一本に当たったからといって、CBDリキッド全体が口に合わないとは限りません。

CBD(アイソレート)そのものは、ほぼ無味無臭

意外に思われるかもしれませんが、純度の高いCBDアイソレート(結晶粉末)自体には、はっきりとした味や匂いがほとんどありません。

つまり、リキッドを口にしたときに感じる「味」の大部分は、CBDそのものではなく、一緒に配合されているテルペンや基材(ベースリキッド)に由来しています。

苦味・青っぽさの正体は、麻由来の随伴成分

一方で、CBDディスティレートのように精製度をあえて上げすぎず、麻(ヘンプ)由来の成分を幅広く残した原料には、ほろ苦さや植物らしい青っぽい風味が残ります。ディスティレートの特徴については、ディスティレート原料の一覧ページもあわせてご覧ください。

また、CBDの配合濃度が高いリキッドほど、原料由来の風味が前に出やすくなります。「苦い」「草っぽい」と感じたリキッドは、高濃度タイプだったり、麻由来成分を多く残したタイプだったりするケースが少なくありません。

この麻らしい風味を「本来の味わい」として好む方も多く、良し悪しではなく好みが分かれる部分です。

リキッドの味を決めているのは「テルペン」

では、フルーツのような香りのリキッドと、麻らしい風味のリキッドの違いはどこから生まれるのでしょうか。その鍵を握るのがテルペンです。

テルペンとは?柑橘や松の香りの正体

テルペンは、植物が持つ香り成分の総称です。レモンの皮の爽やかな香り、松林のウッディな香り、ラベンダーの華やかな香り──これらはいずれもテルペンによるものです。

麻(ヘンプ)にも多種多様なテルペンが含まれており、品種ごとの香りの個性は、含まれるテルペンの組み合わせ(プロファイル)によって形づくられています。CBDリキッドのフレーバーは、このテルペンをどう配合するかで設計されているのです。

代表的なテルペンと香りの傾向

CBDリキッドやテルペン製品によく登場する、代表的なテルペンの香りの傾向をまとめました。

レモン・松・ラベンダー・黒胡椒などテルペンを含む植物の例
テルペン名 多く含まれる植物の例 香りの傾向
リモネン レモン、オレンジなど柑橘類の皮 爽やかでフレッシュな柑橘の香り
ミルセン マンゴー、ホップ、レモングラス 熟した果実のような甘さと、土を思わせる深み
α-ピネン 松、ローズマリー 森林を思わせるウッディな香り
リナロール ラベンダー 華やかで柔らかいフローラルの香り
β-カリオフィレン 黒胡椒、クローブ ピリッとしたスパイシーな香り
テルピノレン ライラック、ティーツリー ハーブと柑橘が混ざったような複雑な香り

リキッドの味の印象は、こうしたテルペンの組み合わせ方によって大きく変わります。「苦い」「草っぽい」と感じた場合は、アーシー系(土や木を思わせる系統)のテルペンが強い配合だった可能性があります。

テルペンの種類で、風味の方向性が変わる

テルペンは、由来や配合の考え方によって大きく3つのタイプに分けられます。どのタイプのテルペンが使われているかを知ると、リキッド選びの精度が一段上がります。

CDT・ボタニカル・ハイブリッドテルペン3タイプの比較イメージ

CDT(カンナビス由来テルペン)

麻(ヘンプ)から抽出されたテルペンです。品種ごとの香りの構成にもとづいたプロファイルで、アーシーさやスパイシーさを含む、奥行きのある香りが特徴です。麻らしい風味を求める方に選ばれています。詳しくはCDTテルペンの商品ページをご覧ください。

ボタニカルテルペン

果物や植物など、麻以外の植物原料から得たテルペンをブレンドしたタイプです。フルーツ系・スイーツ系など、明るくわかりやすい香りが中心で、初めての方でも好みを見つけやすい傾向があります。

ハイブリッドテルペン

CDTとボタニカルを組み合わせ、麻らしさと親しみやすさのバランスを取ったタイプです。「フルーツ系だけでは物足りないが、CDTだけでは重い」と感じる方の中間的な選択肢になります。

それぞれの系統のラインナップは、テルペンの一覧ページからご確認いただけます。

自分に合うフレーバーを選ぶ3つの目安

ここまでの内容を踏まえて、フレーバー選びの目安を整理します。

  • 初めての方・ヘンプの風味が苦手な方:ボタニカル系のフルーツフレーバーから始めると、好みを見つけやすくなります。
  • 麻らしい香りを楽しみたい方:CDTや、ヘンプ系フレーバーのボタニカルテルペンが候補になります。
  • 両方のバランスを取りたい方:ハイブリッドテルペンを試してみると、ちょうどよい着地点が見つかりやすくなります。

また、同じ系統でもフレーバーごとに香りの個性は異なります。少量サイズから複数の香りを試して、比較しながら絞り込んでいくのがおすすめです。

味が薄い・感じにくいときに見直したいポイント

「まずい」とは逆に、「味がしない」「香りが薄い」と感じるケースもあります。その場合は、次の点を見直してみてください。

  • 同じフレーバーを長く続けている:嗅覚は同じ香りに慣れていく性質があります。複数のフレーバーをローテーションすると、それぞれの香りを感じやすくなります。
  • 開封から時間が経っている:テルペンは揮発しやすい成分のため、開封後は徐々に香りが飛んでいきます。冷暗所で保管し、開封後は早めに使い切るのが基本です。
  • デバイス側の状態:アトマイザーのコイルが劣化していたり、出力設定が合っていなかったりすると、香りの立ち方が変わります。長く使っている場合は、アトマイザーの交換時期も確認してみてください。

苦手な味は「原料から設計する」という選択肢も

市販のリキッドでなかなか好みの味に出会えない場合、原料から自分で配合するという選択肢があります。

テルペンと原料を配合してCBDリキッドを自作するイメージ

CBDリキッドの構成要素は、大きく分けて「カンナビノイド原料」「テルペン」「希釈剤(ベース液)」の3つです。テルペンの種類と配合量を自分で決められるため、香りの方向性も強さも、好みに合わせて細かく調整しやすくなります。

必要な道具や配合の考え方、具体的な手順については、CBDリキッドの作り方完全ガイドで詳しく解説しています。

よくある質問

CBDそのものに味はありますか?

純度の高いCBDアイソレートには、はっきりとした味や匂いはほとんどありません。リキッドの味の中心は、配合されているテルペンと基材です。一方、麻由来の成分を幅広く残したディスティレートなどには、ほろ苦さや青っぽい風味が残ります。

買ったリキッドの味が苦手でした。もう使い道はありませんか?

好みのテルペンを少量加えて、香りの方向性を調整するという方法があります。たとえばアーシーな風味が強いリキッドに柑橘系のテルペンを足すと、印象が変わることがあります。配合量の考え方は上記の作り方ガイドを参考にしてください。

テルペンはリキッド以外にも使えますか?

テルペンは香料素材のため、香りを楽しむ用途で幅広く活用されています。詳しい取り扱い方法は各商品ページの記載をご確認ください。

まとめ:味の正体がわかれば、リキッド選びは変わる

CBDリキッドが「まずい」「苦い」と感じられる主な理由は、麻由来の随伴成分の風味と、アーシー系テルペンの配合にあります。CBDそのものはほぼ無味無臭であり、リキッドの味を設計しているのはテルペンです。

この仕組みがわかれば、「CBDリキッドはまずい」で終わらせず、テルペンの系統から自分に合う一本を選び直せるようになります。まずはテルペン一覧から、気になる香りの系統を探してみてください。

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※本記事は、香り・風味に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の効果・効能を示すものではありません。
※ベイプ関連製品およびテルペン製品は、20歳以上の方を対象としています。20歳未満の方への販売は行っておりません。
※テルペン製品は香料素材としての販売です。お取り扱いの詳細は各商品ページをご確認ください。

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