CBDリキッド用希釈材とは?PG・VG・MCTの違いと選び方・使い方を解説

CBDリキッドを自作していて、「原料は溶けたのに、アトマイザーに詰まる」「香りは良いのに、なんだか焦げ臭い」——そんな失敗のほとんどは、希釈材の選び方と使い方に原因があります。

この記事では、大阪でCBD原料・テルペン・510アトマイザーを専門に取り扱うWING CBDが、CBDリキッド用希釈材の種類・配合比率・正しい使い方から、結晶化してしまったときの対処法まで、詳しく解説します。

希釈材とは?CBDリキッドに欠かせない理由

希釈材とは、CBDアイソレートなどのカンナビノイド原料やテルペンを、アトマイザーで気化できる粘度まで薄めるためのベース液です。カンナビノイド原料とテルペンだけでは粘度が高すぎて、アトマイザーのコイルに液がうまく染み込まず、目詰まりや焦げつきの原因になります。

希釈材を加えることで、狙った濃度を保ちながら、アトマイザーに適した粘度に調整できます。CBDリキッドは「カンナビノイド原料」「テルペン」「希釈材」の3要素で成り立っており、この配合バランスが香り・吸い心地・ミスト量・結晶化のしにくさをすべて左右します。

希釈材の種類と違い|PG・VG・MCTオイル・専用ブレンド

希釈材にはいくつかの種類があり、それぞれ特性が異なります。

種類 特徴 向いている用途
PG(プロピレングリコール) サラッと軽い、ミスト量が少なめ 香りをしっかり楽しみたい方
VG(植物性グリセリン) 甘みあり、ミスト量多め、粘度高め ミスト量を重視したい方
MCTオイル オイル系リキッド向け オイル・ティンクチャー用途(510アトマイザーには非推奨)
専用希釈材ブレンド カンナビノイド製品専用に最適化 初めての方・安定重視の方

迷ったら、カンナビノイド製品専用に調整された専用希釈材ブレンドから試すのが安定した結果を得やすくおすすめです。

希釈材の配合比率の目安

基本レシピは10ml(10g目安)あたりで考えるとわかりやすく、希釈材の比率は最低でも25%は確保するのが目安です。この比率が低すぎると、冷却時に原料が再結晶化しやすくなります。

香りを重視したい場合はテルペンの比率を、ミスト量を重視したい場合はVG比率を上げるなど、希釈材とテルペンのバランスで仕上がりを調整できます。CDTテルペンボタニカルテルペンとの組み合わせで、香りの方向性も変えられます。

正しい使い方|投入順序と温度管理

ガラスビーカーに希釈材を注いでいる手元の写真
耐熱ガラスビーカーに、希釈材→テルペンの順で注いでいきます
  1. 希釈材→テルペンの順で投入耐熱ガラスビーカーに希釈材を入れ、その後にテルペンを加えます。テルペンは揮発性が高いため、最後に高温にさらさない順番が基本です。
  2. 湯煎で60〜70℃を維持:直火・電子レンジは絶対に使いません。温度計で管理しながら湯煎します。70℃を超えるとテルペンの香り成分が飛び始めます。
  3. 原料を2〜3回に分けて投入精密スケールで計量したアイソレートを少しずつ加え、その都度よく撹拌します。一気に入れるとダマになります。
  4. 透明になるまで撹拌:結晶が見えなくなるまで撹拌を続けます。目安は手動で20〜30分程度です。
  5. 充填ガラスシリンジを使って、510アトマイザーまたは保存容器に充填します。
湯煎で温度計を使いながら60〜70℃を管理している写真
直火・電子レンジは厳禁。必ず湯煎で60〜70℃を管理します

結晶化してしまったときの対処法

透明なリキッドと結晶化して白く濁ったリキッドの比較写真
左:正常な透明リキッド/右:結晶が再析出してしまった状態

自作リキッドで多いトラブルが、数日後にカートリッジ内で結晶が再析出するというもの。原因はほぼ次の2つに集約されます。

  • 希釈材の比率が低すぎる(最低でも25%を確保できていない)
  • 溶け残りがあるまま冷却してしまった

冷却中に結晶が再析出する場合は、配合濃度が高すぎるサインです。希釈材を5%ほど追加して、再加温してみましょう。

希釈材を選ぶときのチェックポイント

  • 用途に合っているか:香り重視ならPG寄り、ミスト量重視ならVG寄り、迷ったら専用ブレンド。
  • 成分・出所が明記されているか:何で構成されているかわからない希釈材は避けましょう。
  • アトマイザーとの相性:MCTオイルは510アトマイザーには不向きです。用途を確認してから選びましょう。

希釈したリキッドは、どのアトマイザーに?

せっかく作ったリキッドも、相性の悪いアトマイザーに入れると、焦げ臭・液漏れ・抵抗値の合わなさで台無しになってしまいます。濃度の高い自作リキッドには、セラミックコイル系のアトマイザーがもっとも適合します。

▶ 自作リキッドに適した510規格セラミックアトマイザーを見る

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よくある質問

Q. PGとVG、どちらを選べばいいですか?

A. 香りをしっかり楽しみたい方はPG寄り、ミスト量を重視したい方はVG寄りがおすすめです。迷ったらカンナビノイド製品専用に調整された希釈材ブレンドから試すと失敗しにくいです。

Q. MCTオイルは510アトマイザーに使えますか?

A. MCTオイルはオイル系リキッド向けの希釈材で、510アトマイザーには非推奨です。510アトマイザー用にはPG・VG・専用ブレンドをおすすめします。

Q. 希釈材だけを買い足すことはできますか?

A. はい、希釈材は単体でも購入いただけます。配合比率の調整や、結晶化してしまったリキッドの再加工にも活用できます。

Q. 希釈材の保存方法を教えてください。

A. 直射日光を避け、冷暗所で保管してください。使用時は都度キャップをしっかり閉め、他の原料の匂い移りを防ぐことをおすすめします。

まとめ|希釈材は、CBDリキッドの完成度を左右する要

希釈材は、香り・吸い心地・ミスト量・結晶化のしにくさをすべて左右する重要な要素です。種類ごとの特性を理解し、正しい比率と手順で使うことで、市販品に劣らないCBDリキッドを自作できます。

より詳しい原料選び・配合設計・道具までまとめて知りたい方は、CBDリキッドの作り方完全ガイドもあわせてご覧ください。

▶ WING CBDの希釈材を見る

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※本記事は香り・風味を楽しむ嗜好品としての配合設計に関する情報提供です。健康効果・薬理作用に関する記述は一切含みません。本記事で紹介する商品は20歳以上の方を対象としています。

執筆者:WING CBD(大阪・堺本店)/2023年10月創業、CBD原料・カンナビノイド原料・510規格アトマイザーの輸入卸を専門に行う。全国のCBDショップ・OEM事業者様への卸実績多数。

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